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トレチノイン療法

肌のプチ整形〜シミ:老人性(日光性)色素斑、脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい))、雀卵斑(そばかす)肝斑(かんぱん)の治療

トレチノイン治療で、透明感のある素肌美人に。
年齢を重ねるにつれて、シミが増え、肌の色自体も透明感が失われてきます。
シミの原因はさまざまですが、30歳代以降、加齢に伴い出現する老人性色素斑には、トレチノイン水性ゲル、ハイドロキノン乳酸軟膏による治療が効果的です。老人性色素斑は、比較的濃い茶色、輪郭がはっきりしている平たいシミで、最もよく見られるシミです。トレチノインの治療で比較的短期間で消すことができます。

トレチノイン水性ゲル
大多数のシミは、表皮の基底層(一番深い部分)周辺に、メラニン色素が沈着しています。この層には、メラニンを作るメラノサイトと呼ばれる細胞があります。トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)は、角質を剥がし、表皮の細胞を活発に分裂させ再生を促します。その時、表皮の深い部分にあるメラニン色素も同時に外に押し出します。 トレチノイン水性ゲルの作用は、その他にも皮脂の分泌を抑える、真皮(表皮の下)ではコラーゲンの分泌を高め、長期的には皮膚に張りをもたらす、表皮内でのヒアルロン酸の分泌を高め、肌を瑞々(みずみず)しくするなどの作用があります。 トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)は、ビタミンA(レチノール)の誘導体で、生理活性(生物に生理的変化を惹き起こす働き)は、ビタミンAの約300倍あります。 レチノイン酸は、誰でも血液中にごく微量流れているものですから、抗原抗体反応を起したり、アレルギー反応を起したりすることはありません。トレチノイン水性ゲルには、濃度の強さが異なるものが幾つかあります。非常に強い作用がありますので、必ずドクターの指導のもとに使用して頂かなければなりません。治療を開始すると、皮膚が赤くなりぼろぼろと角質が取れます。この反応は、アレルギー反応(薬によるかぶれ)ではありません。トレチノイン水性ゲルは、シミを古い細胞とともに(あか)として押し出し、新しい表皮を作りあげますので、薬が効いている目安なのです。 最近、レチノールやレチノールエステル配合の化粧品が市販されていますが、レチノールやレチノールエステルは、外用ではレチノイン酸の約100分の1の作用しかありませんから、沈着しているメラニン色素を外に押し出すまでの効果はありません。そのため、既に存在するシミは消えることはなく、保湿効果程度しか期待できません。

ハイドロキノン乳酸軟膏
トレチノインによる治療期間中は、強い漂白剤であるハイドロキノン乳酸軟膏を同時に作用させて、シミの原因である新しいメラニン色素を作らせなくします。ハイドロキンは、メラニン色素合成酵素であるチロジナーゼを阻害し、さらにシミの原因であるメラニン色素を作らせなくします。また、乳酸は、角質を剥がす作用のあるAHA(フルーツ酸)の1つです。従ってハイドロキノン乳酸軟膏は、強力な美白剤となります。市販されている化粧品や医薬品の中には、アルブチン、コウジ酸などを配合した美白製品が多数ありますが、成分の作用がハイドロキンと比較すると100分の1程度と、非常に弱いため、市販されている濃度では、実際の効果は望めません。

これ以上シミが出来ないように、日焼けしないように気を配るのは当然ですが、既に存在するシミは、トレチノイン水性ゲルとハイドロキノン乳酸軟膏による治療で、メラニン色素の少ない、綺麗な新しい皮膚に生まれ変わります。同時に皮膚の色や張り、つやを回復する若返り効果も期待できます。
素肌に自信を取り戻したい貴方には、トレチノイン水性ゲルとハイドロキノン乳酸軟膏による治療をお勧めします。

その他のシミの治療としてはレーザー治療があります。
Q-スイッチルビーレーザー Q-スイッチアレキサンドライトレーザー

※手のシミ
手のシミの治療は、顔のシミの治療と原則は同じですが、顔のシミよりも難しくなります。顔にもシミがある場合は、まず顔の治療をして、トレチノイン治療に慣れてから、手のシミの治療を始めましょう。手の治療が難しい理由は、水仕事の多い家事などに携わると薬を塗布した状態を維持するのが難しい、皮膚の性質がトレチノインに対する反応が鈍い、また、傷がつきやすいため好ましくない炎症を起こしやすい、薬を塗っても皮膚の再生が遅いなどが挙げられます。


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