
若返り

レーザー療法
肌のプチ整形〜短時間の施術で、肌本来の美しさを回復
「レーザー」とは、自然界には存在しない人工的に作られた光です。「Light Amplification by Stimulated Emission of Radiation(光放射の誘導放出)」の略です。美容外科、形成外科、皮膚科、歯科、近視の矯正、耳鼻科でのいびきの治療など医療分野への応用はめざましく、さまざまなレーザーが開発されています。レーザーは、美容外科においてはアンチ・エイジング療法にも使用されています。最近では、レーザーによる肌の若返り(Laser resurfacing)が、注目されています。
紫外線によって皮膚のコラーゲンの破壊が続くと小ジワが増え、放置しておくと張りが失われ肌の老化は進んでゆきます。
レーザーによる若返りの原理は、レーザーが皮下に作用してコラーゲンを増加させることによって、皮膚に張りを持たせることにあります。レーザーを照射した当日からお化粧ができますし、腫れもなく傷も残らない約10分で終了する、まさにプチ整形といってよいでしょう。
リッツ美容外科では、シワの部位・肌質に応じて、貴方に最もふさわしい若返りのためのレーザーを選択します。気軽に受けられるレーザー治療で、肌の若返りを実感して下さい。
まず、レーザーの特徴を説明する際に頻繁に使われる「波長」「パルス幅」「媒質」について簡単に触れておきます。波長とは光の長さです。私達の目で見える光を可視光線といいます。人間が肉眼で感じることができる太陽光線や電気の光です。可視光線は、波長の長短によって赤から青紫まで色の感じ方が違ってきます。赤より波長が長いのが赤外線、紫よりも波長が短いのが紫外線で、これらは人間が肉眼で見ることができない不可視光線です。太陽の光は、色々な波長の光が集まっているものです。レーザーは、これらの波長のうち1つだけを取り出せるようにして、さらに増幅したものです。波長が短いと皮膚の表面しか届かず、波長が長くなれば、皮膚の深い部分まで作用します。パルス幅とは、レーザーを照射している時間のことです。パルス幅を10億分の1秒単位で制御できるレーザーが、Q-スイッチレーザーです。Q-スイッチとは、Quality Switchingの略語で、カメラのフラッシュのように、一瞬の瞬発力があるのがパルスレーザーです。反対に光が途切れずに出るのが、レーザーメスのような「連続波レーザー」です。また、レーザーには、しばしばアレキサンドライト、ルビー、ネオジウム、エルビウムなど宝石や金属の名前がついていますが、これらが「媒質」と呼ばれもので、波動が伝播(広がっていく)する場となる物質・物体です。使用する「媒質」によって波長の異なる光が作られますので、それぞれの特徴に応じて、目的に合ったレーザーを選択します。
1.Nd:Yagレーザー(Gentle YAGレーザー CANDERA社)
Yttrium、Aluminum、Garnet(柘榴石)から成る結晶の頭文字をとって、Yag(ヤグ)といいます。自然界には存在しない人工物で、それにNeodymium(Nd)を混ぜたものを媒質にしています。皮膚の深部にまで到達するレーザー(長い波長)ですから、皮膚の中層から深層にまで熱エネルギーを伝達することができます。ジェントルヤグは、照射時間が長いロングパルスレーザーですが、高出力での照射が可能です。ターゲットに応じてパルス幅を0.25〜250ミリ秒まで変えられるので、周囲の正常組織への熱損傷を最小限に抑えることができます。皮膚の深い部分に熱を発生させ、コラーゲンの増加を促し、顔全体のひきしまりと肌質改善に効果をもたらします。赤外線を照射しているような感じで、顔全体に照射できます。その他、脱毛にも使用されます。
2.半導体レーザーType B(テラバイト社)
半導体を用いて、光を発生させます。半導体とは、電気を通す導体と電気を通さない絶縁体の中間の性質を持ちます。半導体の接合部に電気を流して、光を発生させます。日本人を含む黄色人種向けに開発されたレーザーで、真皮にあるコラーゲンの増加を促し、肌の弾力を回復させます。
このレーザーは、半導体システムを導入することにより、皮膚表面のダメージを最小限に抑えることができますので、高出力での照射が可能となり、最も治療が難しいとされている東洋人の肌でも大きな効果をあげることができます。特殊冷却システムによりレーザー照射時の痛みを最小限にとどめるのも特徴です。
3.Nライトレーザー(ICN社)
Nライトレーザーは、ダイレーザー(色素レーザー)の一種です。色素を液体に溶かしたものを媒質にしています。赤いヘモグロビンに吸収され、コラーゲンの育成を促す成分を放出させます。目尻の小ジワ、ちりめんジワの治療に適しており、1回数分という極めて短時間で治療を終えることができます。ヘモグロビンに吸収されますので、赤ら顔の治療にも使用されます。治療後は照射部位がほんのり暖かい感じがします。
フォトフェイシャル
光の刺激で肌トラブルを改善するフォトフェイシャルは、レーザーではありませんが、マイルドな光を照射することで、肌トラブルを改善するスキンケアです。光を顔全体に照射することで、肌トラブルの原因となる沈着したメラニン、毛細血管にダメージを与えます。メラニンや毛細血管などのターゲットのみに反応するため、肌への負担がほとんどありません。同時に、コラーゲンなどを作り出し線維芽細胞の働きを活性化し、内側から素肌が持つ本来の美しさを回復します。フォトフェイシャルの光は、IPL®(Intense Pulsed Light)という優しいフラッシュ光ですので、痛みはほとんどありません。
シミのレーザー治療
皮膚の老化や紫外線にさらされてきた肌は、シミ(老人性色素斑)が増えてきます。シミの原因、状態によってはレーザー治療が適応されます。
1.Q-スイッチルビーレーザー
人工のルビーを媒質に用いたレーザーです。メラニンをターゲットにするレーザーの中でも、最もメラニン色素等の黒っぽい色に対し吸収率が高いレーザーです。正常組織にはほとんど吸収されませんので、皮膚へのダメージが少なく老人性や紫外線によるシミ、アザに効果的です。顔の場合は、時間が経っていて角質が厚くなっているシミや真皮成分を伴うシミ、また、手や肩、足にできているシミに使用します。表皮だけではなく、真皮にまでメラニン色素が沈着している場合でも、Q-スイッチがついていますので治療することができます。高出力、短時間で照射が可能で、しかも熱が発生しませんので、皮膚にダメージを与えずに深い層にも効果が出ます。照射する前に、予め患部に麻酔のシールを貼ります。照射時は、ゴムで軽くはじかれたような感じです。照射後、顔の場合は約1週間、手や足の場合は約2週間で薄い皮とともにシミが取れピンク色の状態になります。その他、従来は難しかった皮膚の深い層の真皮層にメラニン色素が沈着している太田母斑(顔、特に目の周りや頬部に出来る茶色や青、黒色のアザ)、刺青、アートメイク除去にも効果があります。
2.Q-スイッチアレキサンドライトレーザー
人工のアレキサンドライト(ベリリウム、アルミニウム、酸素の化合物の結晶)を、媒質に用いたレーザーです。ちなみに、本物のアレキサンドライトは希少な宝石で、非常に高価です。このレーザーは、皮膚のメラニン色素等の黒っぽい色に反応する性質があります。ルビーレーザーと比較するとメラニンの吸収率は若干低いのですが、長所は皮膚組織の深達度に優れている点です。Q−スイッチレーザーですから、高出力、短時間で照射できますので、熱が発生しません。そのため皮膚にダメージを与えずに、シミ(老人性色素斑)、アザ、ソバカス、太田母斑、刺青除去、アートメイク除去などに効果的です。その他には、医療用脱毛レーザーとして広く使用されていますが、脱毛には熱が必要ですから、パルス幅を長くして使用します。
レーザー治療後の注意点
シミをレーザーで除去した後は、UVケアや美白剤のアフターケアを行います。しっかり日焼けを防ぎませんと却って色素沈着を起す可能性があります。治療後には、かさぶたが出来ますが、1週間前後でかさぶたが剥がれピンク色の肌が現れます。レーザーの刺激により一時的にメラニン色素が増えてシミが元のように出てくる(炎症後の色素沈着)ことがあります。そのため、炎症後の色素沈着の予防や治療も同時に行います。「レーザー治療を受けて以前より黒くなった」という話を聞きますが、これは、炎症後色素沈着の治療がなされていなかったからです。レーザー治療は、気軽に受けて頂けるプチ整形とはいえ、きちんとしたアフターケアが必要ですので、慎重にクリニックを選択したいものです。
肝斑について
肝斑とは、20代後半〜40代くらいまの女性の頬に見られるシミで、女性ホルモンの影響で生じることが多いといわれています。表皮にメラニン色素が沈着している状態ではありますが、肝斑にレーザー治療や、IPL治療、深めのケミカルピーリングをすると却って色素沈着が悪化し、色が濃くなります。肝斑は、トレチノイン軟膏による治療が最適です。
レーザーでシミやアザ、赤ら顔などを治療する場合、色素が表皮にあるのか真皮にまで及んでいるのか、また色素はメラニンなのかヘモグロビンなのか、シミやアザの原因を見極めた上で、適しているレーザーを選択します。
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